思考断片
A社とB社
商品やサービスの価値をお金に換算して客観化したものが価格だが、価格をつけただけでは、商品やサービスの価値は確定しない。その価値を認めて、その商品またはサービスを購入する人が現れて、初めてその価値が実現することになる。
提示された価格に見合うだけの価値があると判断すれば、人はものを購入する。日本中で起こっているそうした判断と購入の1年間の総和(正確には購入額から、その商品の原価などを差し引いた金額の総和)がGDPということになる。
ものが売れるかどうかは、このように単純な原理に支配されている。
しかし、同じカテゴリーのAという商品と、Bという商品があって、Aはよく売れているのに、Bはさっぱり売れないという状況で、その両方購入してみて詳細にチェックすると、価値がほとんど同じということもある。価値が同じなのに、片方は売れて、もう片方は売れないという状況をどう説明すればよいのだろうか?
Aを作っているA社は大きな販売実績があるが、Bを作っているB社は同じカテゴリーの商品を相当数出してるが、これまであまり販売実績がない。
B社がやらなければならないのは何か? キーワードは「信頼」だ。
[2014/01/07]