思考断片
Microsoft、お前もか!
ブルータス、もとい、Microsoft、お前もか!
最近、Microsoftが、地味に悪行を放り込んでくることが多くなった。
数年前だろうか、ウィンドウズ上でMicrosoft Store経由以外で配布するソフトをインストールしようとすると、「インストールしようとしているアプリは、マイクロソフト検証済みのアプリではありません」との警告を出し、ソフト開発業者のビジネスを地味に妨害しようとする悪行が発覚し、開いた口がふさがらなかった。
公正取引委員会は、AppleやGoogleなどの大手プラットフォーム企業がアプリ配布プラットフォーム(App StoreやGoogle Play)での市場支配力を利用して、ソフト開発者に不利な条件を強いているとの懸念を抱いているが、Microsoftだけは、万人が自由に参加できる開かれたプラットフォームを提供し、世界のIT文化の発展に多大な貢献をしてきたのだと信じていた私の信頼は、この時、少し崩れかけたのであった。
そこに来て、Windows11でのOne Drive強制同期事件だ。これは、Microsoftが提供するクラウドデータ保存サービスのOne Driveにおいて、ユーザーのPC端末とMicrosoftが無償で用意した5GBのデータ領域を、ユーザーが事実上知らない間に勝手に同期させて、PCを普通に使っていればすぐに満杯になってしまう5GBのデータ領域を、お金を払って増量せよと迫ってくるというものだ。
Microsoft、お前もか!
[2024/05/21]