パンあれこれ
桑田卓郎という陶芸家の作品がパンに見えた。
桑田卓郎という陶芸家がいる。伝統的な作品を造る一方で、色鮮やかな釉薬を厚く塗って焼くことで、陶器の表面に、インパクトのある造形を出現させ、今やコンテンポラリーアーチストとして扱われている。
僕は彼の作品を見た時に、陶器であるはずのものがパンに見えた。彼の世界観は、ブーランジェと十分に共有できるもののように思われる。
ブーランジェがすでに作っている作品の中で、桑田卓郎の作品に近いものと言われると、僕の頭に思い浮かぶのは、ダッチブレッドだ。上新粉の生地を発酵させて、パン生地に上掛けして焼くと、独特のでこぼことしたひび割れ模様が現れるあのパンだ。
同じ要領で、上掛けする生地を様々なものに変えて、マカロンに使う食用色素などで鮮やかに着色したりして、色々なパン生地に上掛けして焼いたら、面白いパンができないだろうか。
岡本太郎も驚くようなインパクトのあるパンができたら、美味しく食べられて、しかもコンテンポラリーアート作品としても楽しめる製品として、日本中の、いや、あわよくば、世界中の話題を独占できるだろう。
インスタグラムにアップされまくることは間違いない。桑田卓郎の作品をネットで是非一度見て頂けたらと思う。
桑田卓郎の公式サイト
[2019/11/21]