思考断片

何件契約をとれるかではなく、何人から誠意を込めて断られるかを目標にするといい。

 

 新規開拓の営業って大変ですよね。私も新規広告の営業やウェブ関連の商品の営業は定期的に行っております。主に電話営業になるのですが、これが結構精神的にきついものがあります。

 そう言えば、営業の電話がかかってくることも、特に最近は多いですね。忙しいときだと、かなりいらいらさせられます。ましてや、慣れた口ぶりで、上から目線の感じで一方的に話されると、温厚で有名な私も、頭に血が上ってしまうこともあります。逆に「聞いて頂いてありがとうございます」という雰囲気が素直に伝わってくるような謙った感じだと、「話だけでももっと聞いてみるか」となることもあります。

 だから、私が電話営業する時は、自分が電話営業されて、迷惑の度合いが低かったときの相手の話し方とか、雰囲気とかをイメージするよう努めます。

 ある営業の達人が言っていました。「何件契約をとれるかではなく、何人から誠意を込めて断られるかを目標にするといい」。私は最近この言葉の意味を噛み締めています。

 自分の伝えたいことを素直に聞いてもらって、できれば相手の話しも素直に聞かせてもらえるようなやり取りができれば、それだけで生産的だし、そうしたことを続けていけば、ある日ふと気がつくと、お客さんの数が倍増していることだってあり得るんだと思います。

[2015/04/14]

INFORMATION

小平隆一
(James Odaira)
株式会社ブランスリー報道社
代表取締役社長

青山学院大学英米文学科中退
武蔵野美術大学油絵学科卒業

東京都世田谷区在住
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