思考断片

カリスマシェフのミキシングや焼成の技をAIに学習させた、そのカリスマシェフの分身となるようなAIミキサーやAIオーブン

 

AIミキサーやAIオーブンのことをずっと考えている。何社かのミキサーメーカーやオーブンメーカーに聞いてみたが、今のところ具体的な開発の話はないようだ。

ChatGPTが注目されたことで、世の中のAIに対する意識が3段階ぐらい高まったような気がする。製パン機械をAIで操作できれば、製パンの世界の可能性が飛躍的に広がるのではないかといつも思っている。

パン職人の視覚と聴覚は、画像処理と音声処理のAIモデルで対応できるのではないかと思う。

嗅覚については、まだ難しいらしいが、一部の研究機関や大学で、匂いセンサーやケミカルセンシング技術を活用し、嗅覚情報をデジタルデータとして取り込む試みが行われているという。

触覚については、触覚フィードバックデバイス、触覚センサー、圧力センサー、振動デバイスなどからのセンサーデータをAIが解釈し触覚情報を生成する研究も進行中だと聞く。

例えば、カリスマシェフのミキシングや焼成の技をAIに学習させ、そのカリスマシェフの分身となるようなAIミキサーやAIオーブンがあったら、素晴らしいと思うし、最初に開発したメーカーは、歴史にその名を刻むのではないかと思う。

[2023/10/20]

INFORMATION

小平隆一
(James Odaira)
株式会社ブランスリー報道社
代表取締役社長

青山学院大学英米文学科中退
武蔵野美術大学油絵学科卒業

東京都世田谷区在住
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